タンパク質の摂りすぎによって臭いガスが発生するとお伝えしましたが、その臭いガスを作っているのは腸内細菌です。つまり、腸内細菌の種類によって、「臭くないガスを作るのか」「臭いガスを作るのか」が異なります。
そして、腸内細菌は、食事や生活習慣などによって日々変化をするのですが、便秘の時は「臭いガスを作る」腸内細菌が増えてしまうのです。具体的には、ウエルシュ菌や病原性大腸菌など、いわゆる有害な細菌です。

その他、ニンニクやネギなど匂いが強い食材を食べすぎると、おならが臭くなることもあります。その時は、タンパク質の食べ過ぎとは異なる、独特の匂いがするのが特徴です。どんな食材も、食べ過ぎには気をつけたいですね。
ここまで、おならが多すぎたり、臭くなってしまう原因をお伝えしました。続いては、その対策についても簡単に見ていきましょう。具体的には、次の3つがポイントです。
【おならの出すぎや臭いへの対策】
(1)オリゴ糖の量を減らす
(2)お肉や卵、魚を食べ分ける
(3)便通を良くする
1つ目の「オリゴ糖の量を減らす」に関しては、上記で解説したおならが多くなる原因を単純に減らす方法です。具体的には、「玉ねぎ」「さつまいも」「ごぼう」「きな粉」などに多く含まれているため、食べすぎていないか見直してみましょう。