
「様々なSNSに投稿した行きつけの店や『○○線が止まっている』などの情報から、ある程度住んでいる地域がわかります。
Googleストリートビューで確認すれば、投稿した写真に写り込んだ街の様子でさらに地域を絞ることができます。
そういった情報に加えて、『急に雨が降ってきた』といった当人が何気なくした投稿なども組み合わせることで、簡単にどこの誰なのかがわかってしまうのです。
これは“モザイクアプローチ”と呼ばれる手法で主に警察が捜査する際に使用されるのですが、ネットが普及した現代社会では誰でも可能になりました」
単体では個人情報と結びつかなさそうな投稿でも、油断はできない。ネット上には無数の“名探偵”が存在するのだ。
外出時の撮影にだけ気を付ければいいわけではない。「窓から見た外の様子が写る写真から、『この建物がこの角度で写っているなら、この辺りに住んでいるのでは?』と住所特定につながりかねません」と説明。

「また、家の中で撮った写真であっても、そこに映っている壁の色や間取りなどと、不動産のサイトに載っている物件の写真を照合して特定される可能性もあります。家の中で撮影した写真を公開する際は、『白い壁紙の前』など特定が難しい“撮影スポット”を設け、その前で撮影した写真だけをSNSにアップすることをオススメします」
もはやどこで撮影しても特定される可能性が潜んでいるが、「
SNSに子どもの写真をアップしたいという人は、芸能人のSNSを参考にしましょう。家や顔、名前が特定されないように最大限の配慮がされた写真のみをアップしているので」とアドバイスした。