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子供をつなぐ“ひも”「ペットみたいでかわいそう」なんて言わせない!子供の“命綱”広めたい漫画家の想い

これ以外の子供用ハーネスも、堂々と使える社会にしたい

――今後の目標などありますか? 西野「最終的な私の目標は、『【子供の安全第一】ハーネスリュック』じゃなくても堂々と子供用ハーネスが使えるようになることです。もっともっと『子供用のハーネスは必要なもの』と多くの方に認識されれば、いろんなデザインのリュックが出てくると思います。デザインも値段も自分で選んで堂々と使用できれば、『【子供の安全第一】ハーネスリュック』じゃないものを使ってもらっても全くかまわないんです」
子供用ハーネス

子供用ハーネスには様々なデザインがあります(写真はイメージです)

――使う人が増えれば子供用ハーネスの種類ももっと増えそうですね。 西野「はい。【子供の安全第一】ハーネスリュックは一般的な子供用ハーネスより『価格が高い』と感じる方もいらっしゃるかもしれません。というのも、子供が使うものなので安全性や耐久性のある生地やデザインにとことんこだわっているため、デザインや形をいちからオーダーして作っていて、大量生産ができないからです。 でも、世の中には【子供の安全第一】ハーネスリュック以外にも、お手頃価格でかわいい子供用ハーネスがたくさんあります。ぜひ探してもらえればと思います」

まずはハーネスを使う・使わない論争に終止符を打ちたかった

――子供用ハーネスを知っている人が増えれば、子供用ハーネスの種類も増えそうですね。 西野「【子供の安全第一】ハーネスリュックを使ってもらうことが私の目的ではありません。ハーネスを使っていても文句を言われない社会であれば、どんなデザインのハーネスを使っていても問題がないはずです。みなさんが自由にハーネスを選べる社会になるのが私の夢です。 そのためにもハーネスを使う・使わない論争にまずは終止符を打ちたかった。まわりがなんと言おうと、安全対策は親の愛情です。堂々と愛情の証であるハーネスを使ってもらいたいと思います」 ======= 『【子供の安全第一】ハーネスリュック』はヴィレッジヴァンガードのオンラインサイトで現在売り切れ中。受注生産を受けて、受付告知・生産を随時おこなっていく予定とのことです。 たとえ第三者が心ない言葉を投げかけてこようとも、子供の安全を守れるのは親だけです。ハーネスで子供の安全をもっと堂々と守れる日が、一日も早く早く来ることを祈るばかりです。 【第1回記事】⇒子供をつなぐ“ひも”を「かわいそう」って言わないで!ついに“誰にも文句を言わせないデザイン”登場 【第2回記事】⇒親子をつなぐ“迷子ひも”を「ペットみたいでかわいそう」の偏見から守る!子供が喜ぶ驚きのデザイン、考案者を取材 【西野みや子】 漫画家。3歳の息子を育てる母。元教員・元漫画背景アシスタント。自身のエッセイ漫画やレポ漫画、育児漫画をSNSやnoteで公開中。Twitter:@miyakokko61、Instagram:@miyakokko61 <取材・文/瀧戸詠未>
瀧戸詠未
大手教育系会社、出版社勤務を経てフリーランスライターに。教育系・エンタメ系の記事を中心に取材記事を執筆。X:@YlujuzJvzsLUwkB
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