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節約のために「1日中フードコート」で過ごす小学生…困窮する子育て家庭の“地獄の夏休み”

精神疾患で休職、元夫からの養育費は滞り…

Kさん(40代)【月収:19万~20万円 (収入12万円+手当7万円)】 [貧困子育て世帯]地獄の夏休み 2人の小学生の子と北関東で暮らすシングルマザーのKさん(40代)。  娘が性被害に遭ったことでストレスが蓄積。精神疾患と甲状腺疾患を患って休職して以降、困窮世帯となった。離婚した元夫からの養育費は滞ったままだ。 「メルカリで売れるものは売って、とにかく光熱費などの支払いに充てていたんですが、物価高もあってもう食費や日用品に回すお金が残らなくなってしまってて……」

「ほしいものリスト」公開。食料支援で生き延びる家族

[貧困子育て世帯]地獄の夏休み

SNSで出会った名前も知らないフォロワーたちに助けられているというKさん。心優しい人たちも大勢いる

 Kさんは今夏、SNSで自身の窮状を呟いた。すると、Amazonの「ほしいものリスト」の活用をフォロワーから勧められた。 「子供たちと話し合いながら選んで、申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらも載せました。すると、優しい方々が食べ物などを買って送ってくれたのです」  レトルト食品やお菓子、子供の学習教材などが届いた。フォロワーの善意で「我が家の笑顔が保たれている」と言うKさん。困窮から抜け出す道はまだ見いだせない。
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節約のため、夏休みは毎日「モールで過ごす」子どもたち
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