
頭皮の状態を見る時は何か所かをチェック
頭皮の色のチェック方法は後述しますが、実際に頭皮に赤い炎症がみられた場合、どんなケアを始めればいいでしょうか?
前述のとおり、白髪や薄毛は遺伝的要因だけでなく、日ごろのヘアケアや生活習慣も大いに関係しているので、まさにその見直しを始めるべきなのです。
その方法について、頭皮に対する外側からのケアグッズを導入するということ以外にも、生活習慣、とくに「食生活」を見直すべきことがよくわかる、興味深い話題があります。
それが、頭皮にいる「菌」の話です。
菌といっても、常にわたしたちの体に存在している「常在菌」の話です。
頭皮にはたくさんの常在菌が存在しますが、日本人で3つのメジャーな菌、アクネ菌、表皮ブドウ球菌、コリネバクテリウムが約9割を締め、そのバランスが頭皮の健康状態のカギを握っているといいます。
しかし、老化の兆候ともいえる赤い炎症が見られる頭皮には、その3大メジャー菌の中の「コリネバクテリウム」が異常に増えている傾向があるというのです。
このコリネバクテリウムは、異常増殖する原因の一つとして、脂っこい食事をたくさん食べることによる頭皮の皮脂量の増加が指摘されています。
つまり、生活習慣の見直しの中でも「脂っこい食事を控えること」は、頭皮の皮脂量の異常な増加を防ぐことにつながり、白髪や薄毛に繋がる可能性のある頭皮の炎症を予防することができるともいえるでしょう。
ラーメンや唐揚げなど、脂っこい食べ物がお好きな方はギクッとしたかもしれませんね。