「牛乳は毒」過激な自然派夫婦の子どもが小学校になじめず不登校に。ワクチン接種させない一方、親たちだけは
姉が叫んだ。
「あんたは人を自分を思いどおりにしたいだけの、異常者だ!!」
「キレることで話を強制終了させる、姉のいつもの手口なんですけどね。
一番上の甥は中学生で、健康上の不安もさることながら、将来を考えてワクチン接種を希望しています。実は医療系を志しているんですよ。それには後々、ワクチン未接種が壁になる可能性が高い。本人もそれを気にしています」
子どもが親の極端な思想や方針を拒否することがきっかけとなり、親が生活や言動を見直したという実例も存在するが、姉夫婦の場合はまず難しそうである。
「未成年ですから、ワクチン接種には保護者の同意が必要です。それに子どもって、親のことをよくわかっている。絶対に否定されるうえ大騒ぎになるので、直接ワクチンを打ちたいとは言えない……と私に相談してくれています。
姉と親しくしている母が説得してくれればいいのですが、母の意見は姉とほぼ同じ。私からみたら、母が大量摂取している酒とタバコのほうがよっぽど毒だと思うんですけど」
未接種が職業選択の壁となる

聞く耳を持たない親に悩む子ども
自分が身内が友人が沼ったご体験談を募集中です。当連載における沼とは、科学的根拠のない健康法やマルチ商法、過激なフェムケアや自然派思想など、主に健康問題に関わるものにハマることを示します。「女子SPA!」のお問い合わせフォームより、ぜひお気軽にご連絡ください(お返事に時間を頂戴する場合もあります)。