「まるで小林麻耶夫妻…」スピリチュアル夫に洗脳され、姉が“反ワク&反医療”の悲劇
姉の家庭内では、巷でよくある怪しげなデマが「常識」として定着している。一部を挙げてみよう。
・白いものは毒
・牛乳は体に悪い
・砂糖は万病のもと
・虫歯予防のフッ素は自閉症の原因
・ワクチンは毒で製薬会社の陰謀
・電子レンジは危険
・がん検診は受けてはいけない
・子どものアトピーは母親の体内の毒素を吸収したからである
「姉の家へ行くと、スピ夫がずっとブツブツブツブツ……。姉の背後で何かを説明しているんです」
レナさん姉妹の母が「お取り寄せしたのよ」とお土産のフルーツを広げる
→夫「日本の農薬使用量は世界でもトップレベルで……」
子どもたちがアイスを食べる
→夫「添加物……腸が冷えて免疫が……」
フライドチキンを食べる
→夫「二つ脚はまだいいか。四つ脚は不吉だし、日本古来は云々……」
「いやいや、怖いから! 姉はもともと肉が苦手で、結婚前からマクロビなどにハマっていたので、ある意味相性はよかったんでしょう。それでも結婚後、極端な思想が加速というか、爆発しています。もともと周りの反対を押し切って結婚した夫婦でしたけど、予想どおりの光景が目の前に広がって、どっと疲れが押し寄せます」
そもそも、なぜ結婚を反対されていたのだろうか?
「そりゃ、高次元ヒーラーとかやっていて実質無職である夫が、怪しすぎるからです。新婚当初は、私もヒーリングを受けろと誘われましたね。姉がLINEしてくるんです。『夫と一緒にヒーリングの勉強会に行ってきた! レナにもやってあげるね!』と。え、結構です。間に合ってます……で逃げると、これまたトンデモ好きな母と一緒になって私の悪口を言い出す始末です」
最初から予想できていた展開

母と姉が反医療思想で結託

自分が身内が友人が沼ったご体験談を募集中です。当連載における沼とは、科学的根拠のない健康法やマルチ商法、過激なフェムケアや自然派思想など、主に健康問題に関わるものにハマることを示します。「女子SPA!」のお問い合わせフォームより、ぜひお気軽にご連絡ください(お返事に時間を頂戴する場合もあります)。