ここからは、これらのアイテムを使用した快眠ルームでの過ごし方の例をご紹介。

<22時>
心休まる香りの入浴剤を溶かした湯船に浸かり、肌触りの良いパジャマに着替えてオフモードへと切り替え。
<22時半>
ハーブティーを傍らに、ぬり絵(絵柄の上から下に向けて塗っていくと、自然とまぶたを閉じやすくなるそう)をしたりして過ごすうちに、早くも軽い眠気を覚えはじめます。
<23時>
ベッドに移動して、背中・股関節まわりのような大きな筋肉がある部位をストレッチ。筋肉の緊張を緩めたら、枕もとの「Sleepion3」のスイッチをON。ローソクの揺らぎのような光とラベンダーの香り、鳥のさえずりにじわじわと眠りに引き込まれていきます。

<23時半>
睡眠データを計測するためのデバイスを装着して、就寝。
記憶が定かであれば中途覚醒は2回、いつもの半分以下です。起床時間は5時前。普段より30分ほどゆっくりしてから起きてみると、心なしか体のコリ具合にも違いが感じられます。これは、寝返りを打ちやすいベッドや枕、サラッと着られるパジャマのおかげかもしれません。
さて、肝心の睡眠データはというと…? 翌日、同ホテルにて開催された「レムとノンレムから紐解く“質の高い睡眠”取材会」にて解析してもらってきました。
2023年8月29日(火)、一般社団法人ウェルネス総合研究所・睡眠バランス研究PROJECTは「レムとノンレムから紐解く“質の高い睡眠”取材会」を開催。
同研究所がおこなった「睡眠に関する意識と実態調査(※)」によると、約7割の人が睡眠に何かしらの悩みを抱えていることが判明しました。
※2023年8月4日(金)~6日(日)、全国の10-60代の男女1,200名を対象におこなったインターネットによるアンケート調査
また、睡眠に悩みがあっても対策をしている人は約半数で、対策をしても効果を感じられていない人はさらにその半数ほどだということもわかっているそう。
登壇された睡眠コンサルタントの友野なお先生によると、ホルモンバランスや妊娠・出産の影響、更年期による影響などからも、男性より女性のほうが睡眠の質が不安定になりやすい傾向があるとのこと。