
そんな2人の楽しい会話を遮るように、突然車が割り込んできます。
「急に、後ろからスピードを上げた車が、私たちの車の前に入ってきたんです。あの時は、接触事故になるのではないかと、本当にびっくりして手に汗を握りましたね。彼も驚いて、思わずクラクションを鳴らしていました」
割り込んできた車は、大音量で音楽を鳴らしながら走行。全窓がスモークに覆われた、いかにも不良っぽい改造車だったそう。
「びっくりしたねと話しながら、しばらくして落ち着きを取り戻した私たちは、再び会話を始めながらドライブしていました」
しかしこの後、美和さんは、奇妙な体験をすることになります。
前に割り込みしてきた改造車がいる状態で、車の流れが止まったのだといいます。
「信号で、少し混んできて流れがピタッと止まったんです。そしたら、前の改造車から、革ジャンを着たいかにも悪そうな男性が3人降りてきました。3人とも、チェーンのようなジャラジャラしたのを腰に付けて、髪型はオールバックで怖かったです」
なんとその男性3人組は、美和さんが乗車している車のフロント、左右のサイドの窓に触れないように両手を広げ、舌をデロンと出しながら、顔をウニョウニョと近づけてきたそうです。その間は20秒ほど。
「男性たちが車から出てきた時は怖くて、まさか彼が車から引きずり出されたらどうしようとか、一瞬の間にたくさん考えていました。
でも男性たちは、気持ち悪い動きを見せに来ただけだったんです。そして信号が変わって車が流れ始めると、「やべ!」と言いながら自分たちの車に戻って行きました」