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働く女性が晒される“プレッシャー”とは?女性向けサービスを立ち上げた味の素社員の思い

メンバーの気持ちが離れてしまったことも

イベントの様子

イベントの様子

――3年の開発期間で苦労したことは何ですか? :チームリーダーは初めてだったので、チームでサービスを作っていくことが本当に大変でした。応募した当初は同僚である夫と2人だったのですが、採用されてからは社外メンバーや研究員を含めて18名のチームになりました。  営業をやっていた時は自分でやることを決めて自分で動けばよかったのですが、チームではメンバーの意見をしっかりと拾ったり、メンバーのケアをしなければいけません。でも初めてだったので何も分かっていませんでした。  自分がコントロールしようとし過ぎてメンバーの気持ちが離れてしまったり、うまく回らない時期がありました。 ――どうやって乗り越えたのでしょうか。 :転機になったのは、初めてモニターのお客様に試していただいた日でした。その頃には、最初に私一人が考えていた事業内容から大きく変わっており、今に近いサービスの形になっていました。  するとお客様の反応が予想していたよりすごくよかったんです。皆で一緒に苦しんで作り上げると予想以上にいいものができるんだと実感しました。チームメンバーもお客様の反応を見て、ビジョンに改めて共感してくれました。そこから全員が言いたいことを話し合えるようになり、私自身も自分の考えを押し付けることはなくなりました。

「我慢しなくていいんだ」と思ってもらうために

――社内起業を経験したことで、ご自身の成長を感じたりしますか? :チームとしてのサービス作りを経験したことでビジョンを共有することの大切さを実感できました。何か決めるときビジョンに立ち返ることができれば、自分とは違う意見が出た時も「そっちのほうがいいね」とアイデアを柔軟に取り入れることができます。  以前は「自分が思っていた通りのものを作ること」がゴールだと考えているところがありました。でも自分がコントロールできる範囲はすごく限られていると感じたし、それを教えてくれたのがメンバーだったと思います。  上司にも「前は一人でやろうとするタイプだったけど、すごく変わったね」と言ってもらえました。 ――LaboMeでこだわっている部分はどこですか? :LaboMeのコンセプトの文章や記事、コラムなどを含めて「セルフケアを頑張らなくてはいけない」と感じさせないように気をつけています。  毎月のテーマに沿ったメッセージについても、お客様がどう感じるのかをチームで議論してから発信するようにしています。生きづらさを感じている方に「我慢しなくていいんだ」と思ってもらうためのサービスなので、それを利用していただくときに新たな「こうしなければいけない」を作らないようにしたいんです。
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女性が生きやすい社会は男性にも優しい
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