子どもの朝食に「菓子パン」は悪じゃない!“おにぎりだから安心”では決してないワケ
菓子パンは悪なのか?
こんにちは、食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、「一生モノの能力を養う食育」についてさまざまな実践法を提案しています。
【連載一覧はこちら】⇒スギアカツキ連載「悩まない子どもごはん」
先日、ひとりのママさんから質問をいただきました。それは、「うちの子が朝ごはんを食べてくれません。唯一“菓子パン”なら食べてくれるのですが、このまま続けて大丈夫でしょうか?」という内容でした。
うーん、これはわが子にも同じようなエピソードがありますし、同様の悩みを抱えている家庭は少なくないでしょう。
「朝ごはんは大事」という考え方は、かなり浸透してきていますが、何をどう食べるのが正解かは、いまいちわかりませんよね。子どもの朝ごはんについてさまざまな提唱がある中で、私は教科書通りに実践することは現実的に無理だと感じることもあります。
そこでもう少しやさしい実践法を優先したいと考えました。つまり、今もやもやしている誤解や不安を解消して、本当に大切なことを一つでも実践できたらいいなということ。
結論から言えば、菓子パンだからNGだとは、私は思いません。もっと他の視点に目を向けて、「子どもの健やかな成長に寄与する工夫」をひとつだけご紹介したいと思います。
まずは、不安解消の話からはじめましょう。
朝ごはんに菓子パンを食べさせること自体が悪ではないと、個人的には思います。おにぎりだから安心、というわけでは決してありません。
栄養学や科学的なエビデンスをふまえながら、育児や食育をリアルに実践する立場としてお伝えしたいのは、主食を何にするかよりも「たんぱく質」を朝ごはんに摂取できているか? という視点を重視すべきだということです。
極端に言えば、菓子パンであっても玄米ご飯であっても、子どもがおいしく食べていればOKで、主食に合わせてたんぱく質を食べているかのほうが大事。そこには大きな理由があります。
「菓子パンだからNG」だとは思わない
先日、ひとりのママさんから質問をいただきました。それは、「うちの子が朝ごはんを食べてくれません。唯一“菓子パン”なら食べてくれるのですが、このまま続けて大丈夫でしょうか?」という内容でした。
うーん、これはわが子にも同じようなエピソードがありますし、同様の悩みを抱えている家庭は少なくないでしょう。
「朝ごはんは大事」という考え方は、かなり浸透してきていますが、何をどう食べるのが正解かは、いまいちわかりませんよね。子どもの朝ごはんについてさまざまな提唱がある中で、私は教科書通りに実践することは現実的に無理だと感じることもあります。
そこでもう少しやさしい実践法を優先したいと考えました。つまり、今もやもやしている誤解や不安を解消して、本当に大切なことを一つでも実践できたらいいなということ。
結論から言えば、菓子パンだからNGだとは、私は思いません。もっと他の視点に目を向けて、「子どもの健やかな成長に寄与する工夫」をひとつだけご紹介したいと思います。




