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仲良し4人組の1人が「なんか飽きるね」と一言。その“意外な真意”とは

引っ越すという選択の意味

木曜劇場『いちばんすきな花』6話より©フジテレビ こんなディープな争いを目の前で見せられては、椿もさらに考えてしまう。引っ越すのか、引っ越さないのか。答えはうやむやになるかと思いきや、椿はまさかの前者を選ぶ。  では、引っ越すという選択が何を意味するのか。繰り返すまでもなく、椿の家は、絶対的な安心感が約束された“憩いの場”であった。自然と集まるうちに、ほとんど共同生活を送っているような雰囲気すら漂う。  でもはっきり共同生活しているわけではない。近年のテレビドラマは、やれ「共同生活だ!」といった流れが優勢だが、本作ではシェアハウス的なものがすれすれのところで回避される。  椿の家から自然発生するドラマがクリティカルに描かれるこの放送回は、“神回”と呼ぶに相応しい。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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