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秋ドラマの俳優ベスト3。松下洸平の“沼らせ力”も最強だけど、子役出身の“彼”にも釘づけ!

あまり秋を感じる間もなく冬の訪れを感じさせられた今秋。しかし、ドラマのなかでは秋を感じさせてくれる俳優たちがいました。この秋クール、しっとりとアンニュイにその魅力を発揮してくれた3人の“秋ドラマ俳優”をご紹介します。

『いちばんすきな花』松下洸平

いちばんすきな花

木曜劇場『いちばんすきな花』©︎フジテレビ

秋が似合う代表格といっても過言ではない俳優といえば、松下洸平ではないでしょうか。2019年の朝ドラ『スカーレット』(NHK総合)で主人公の夫を演じ“#八郎沼”と話題を集めて以降、松下の沼にハマるのはだいたい秋。2020年『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』(日本テレビ系)の“#あおちゃん沼”も、2021年『最愛』(TBS系)の“#大ちゃん沼”も秋でした。 そしてこの秋も『いちばんすきな花』(フジテレビ系、木曜よる10時~)に主人公のひとりとして出演中。結婚が直前で白紙となった「いい人にはなれるが、誰かの一番にはなれない」と、人の良さの裏側にモヤモヤしたものを抱える青年・椿(つばき)を演じています。

「耳貸せるよ」しっとり低音ボイスに癒される

松下はもともと“受け”の芝居が上手な俳優だからこそ、本作のような会話劇にはぴったり。毎話主演の4人で繰り広げられる対話で、その魅力が存分に発揮されています。 「言っちゃだめなことはたくさんあるけど、思っちゃだめなことはないです」「わかっている人がいると、ちょっとだけマシみたいなことは、あるから」といった名言や、短いひと言が温かい「またおいで」「耳貸せるよ」など。松下の受け答えが、やたらと心に沁みます。
松下洸平

木曜劇場『いちばんすきな花』©フジテレビ

その一方で、松下は「本当はおしゃべりだけど、本心をさらけ出せないから、“二度目”がない初対面の人との会話が好き」という椿の生きづらさも表現(物語が進むにつれて友人には話せるようになりましたが)。自分の考えや本音を、すっごくおしゃべりに早口で話す松下には、新鮮さを感じました。松下の早口には、ぐいぐいと引き込まれながらもなぜかずっと聴いていたくなる心地良さがあります。 その理由はきっと、松下の“声質”。しっとりとした低音ボイスは、聴き取りやすいだけでなく、包みこまれるような優しさに溢れています。役や場面に合わせて、その低音ボイスを自在に使いこなし、心に届く演技を見せてくる松下。この秋、毎週癒されているという視聴者も多いのではないでしょうか。 【関連記事】⇒“理想の夫”松下洸平が放った「妻へのひと言」に大興奮。朝ドラから続く“沼らせ力”|ドラマ『最高の教師』 【関連記事】⇒『最愛』松下洸平の“想いと苦悩”が心をえぐる。視聴者を号泣させる演技力
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田中哲司の“彼氏”をアンニュイに演じる俳優は?
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