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秋ドラマの俳優ベスト3。松下洸平の“沼らせ力”も最強だけど、子役出身の“彼”にも釘づけ!

『ゆりあ先生の赤い糸』鈴鹿央士

『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系、木曜よる9時~)に出演中の鈴鹿央士が放つアンニュイな感じもいい。鈴鹿が演じるのは、主人公・ゆりあ(菅野美穂)の夫・吾良(ごろう・田中哲司)の“彼氏”である稟久(りく)。
『ゆりあ先生の赤い糸』

画像:テレビ朝日『ゆりあ先生の赤い糸』公式サイトより

吾良のことが大好きで、くも膜下出血で倒れて要介護5の状態になった吾良を介護するためにゆりあと同居します。恋人の妻を目の前に「ゴロさんは僕の運命の人なんです」と宣う強キャラです。

こじらせアンニュイ感がチャーミング

前クール放送の『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(TBS系)や現在放送中の『君に届け』(テレビ東京系/Netflix)で見せる明るく真っすぐな演技も素敵ですが、稟久のように掴みどころがなく、人生に何か問題を抱える役どころもとにかく上手い鈴鹿。『MIU404』(TBS系)で、いたずら通報を繰り返し逃亡する高校生・岳を演じた際もそうでしたが、成長過程にある未熟さからくる“心の葛藤”を巧みに表現し、観る人に訴えかけてきます。
本作の稟久は自分の生きづらさや孤独を受け止めてくれた吾良に心酔しており、自分と吾良のことしか考えていません。吾良のこと以外は気怠(けだる)そうに振舞い、周囲には基本冷徹。特にゆりあには強く当たります。しかし、第5話のラストではゆりあとつかみ合いの大げんかを繰り広げ、感情をむき出しにした鈴鹿の演技は圧巻でした。 醜悪にも感じられるような稟久の身勝手さや生き様を、人間味あふれる魅力へと昇華させているところが、鈴鹿の凄いところ。第6話で、ガラスの仮面ばりに白目をむいたときは吹き出しました。吾良への愛だけを信じる、こじらせたアンニュイな青年・稟久がどんな風に愛を貫くのか、最後まで目が離せません。 【関連記事】⇒『silent』最終回で“湊斗ロス”を訴える人が続出。胸キュン名ゼリフを振り返る 【関連記事】⇒ドラゴン桜で話題・鈴鹿央士「“主演”について綾野剛さんに相談した」
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