写真を用意することになったのですが、気軽に写真撮影を頼める友達もおらず、マッチングアプリの写真撮影サービスを依頼することになりました。
美緒さんは当時コロナ流行下で帰省の予定もなく、年末年始の期間を効率的に使いたいという希望を持っていました。しかしお正月休みに入るカメラマンも多く、まずカメラマン探しに難航します。

それでもどうにか撮影できることになったのですが、
できた写真は、15時頃に撮影したのに夕方っぽい寂しい雰囲気のものでした。背景も葉が落ちた木が写り込み、やはり寂しい印象なのです。
気が利くカメラマンならば、楽しそうに見えるよう背景に配慮してくれたりする方もいるのですが、この時はあまり余裕をもって選べなかったのです。
ともかく写真も用意できて、とりあえず登録の準備はできました。
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美緒さんは12月30日に大手マッチングアプリのペアーズに登録しました。マッチングアプリは、登録して“最初の3日間”はプロフィールが注目されやすい仕組みになっています。さらに年末年始の休みでアクティブなユーザーも多く、1月4日までに美緒さんがもらった「いいね」の数は400以上でした。

マッチングもどんどんします。しかし年末年始なので、空いている飲食店も限られます。アプリのビデオ通話機能を使って、マッチングした男性たちと通話をしました。ところが。
メッセージのやりとりでは語尾に「ww」や「草」が付くのにビデオ通話では全く表情がない男性や、カメラの「オン」を拒む上に通話で何も話さない男性もいたそうです。
違和感がなく会ってもよいと思える男性は、マッチングしたうち1割程度でした。その1割の男性も、仕事が始まると連絡が途絶えがちになります。
ようやくリアルデートができたのは、成人の日でした。ここまで来ると、年末は「来年のクリスマスは彼氏と過ごす!」と前のめり気味だった美緒さんも、モチベーションが落ち着いてきています。