――自分の体型や雰囲気に合った洋服選びをしている人って、とても素敵ですよね。一方で、自分に合う服がそもそもわからないとお悩みの方もいます。自分に合う服装の選び方があれば、教えてもらえませんか。
角「さまざまな方法がありますが、あえて一つ挙げるとしたら、
体の骨格をベースに選ぶのがいいかもしれませんね。なぜかというと、
着こなしでは全体のシルエットが特に重要になるからです。
自分の骨格を知って、その骨格に似合う服のタイプがわかっていれば、迷いが少なくなると思います。骨格診断では、ストレートやウェーブ、ナチュラルなどのタイプに分けられます。
例えばストレートの人は、ハリ感のあるシャツが似合うと言われています。それならまずはシャツを買うことにして、その上で色や素材などは自分の好きなものを選べば、個性も出せますよね。このようにして、似合うものをベースに自分の好きな要素も取り入れたものを選んでいくといいのではないでしょうか」
昔は似合っていた服が似合わなくなったと感じるのはなぜ？
――数年前に買ったお気に入りの服を、最近着てみたらなぜだかわからないけれど似合わなくってしまって落ち込んだ……という経験がある人もいると思います。これはどうしてなのでしょうか。
角「数年前よりも顔立ちが大人になって肌のトーンも変わっていくことにより、当時の服が似合わなくなったと感じる方も多いのかもしれませんね。そして、シルエットやデザインにもその時々の流行があるので、買った頃は素敵だったとしても、今着てみると違和感を覚えやすいものです。
このような理由から『もう似合わない、着られない』と感じてしまうと思うのですが、私は、好きなものは諦めなくていいと思います。今でも似たような服は売っていると思うので、同じようなものだけど素材やカラーなどを少し大人っぽいものを選んで、40代女性らしい上質さを表現すると良いのではないでしょうか」
