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エスカレーターに“乗る順番”の正解って?偉い人を先に乗せたら、顔がみるみる曇って…難しすぎるマナー問題 

クライアントから言われた“衝撃の言葉

 エスカレーターから降りた後、さっきまで上司と話していたクライアントが、まりさんに向けて声を発します。 「『エスカレーターでは、普通は女性を前に立たせるのがマナーでしたね。僕が後ろに立つべきだった。ごめんなさい』という言葉でした。そんなマナーがあることを知らなかったので、唖然としてしまって」 エスカレーター 上司は赤面して「私が気づかうべきでした。失礼しました……」と、とても恥ずかしそうな様子だったのだそう。  それまではマナーに自信のあったまりさん。上司に恥をかかせてしまったこと、そして自分の行動で大切なクライアントに申し訳ないという思いをさせてしまったことに、落ち込んでしまいました。

マナーは相手や状況に合わせて気を付けるもの

 その後、まりさんはエスカレーターで起こった出来事についてずっと自問自答していました。 「あの時はどうしたら良かったのか、今でも正解は分かりません。自分がズカズカと上司やクライアントの前の段に立つのも違うし、とはいえ後ろに立つことで今回のような指摘をされる可能性もある。マナーは人や状況に合わせて、臨機応変に対応を変えないといけないですね」  デートなどのプライベートの場面では、エスカレーターで男性が“女性をエスコートする意味で”下に立つことは知られています。しかしビジネスの場面において、女性が目上の男性とエスカレーターに乗る際にはどうすればいいのでしょう。このように、マナーとマナーが矛盾することで、迷うシーンは他にもたくさんありそうです。  相手や状況に合わせて、臨機応変に行動や言動を使い分けるのもマナーのひとつだと、まりさんは新たな学びを得たと話します。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <取材・文/萩ゆう イラスト/ズズズ@zzz_illust
赤山ひかる
奇想天外な体験談、業界の裏話や、社会問題などを取材する女性ライター。週刊誌やWebサイトに寄稿している。元芸能・張り込み班。これまでの累計取材人数は1万人を超える。無類の猫好き。
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