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ヘンテコな最終回でも「見てよかった」と思わせる34歳女優がやっぱりスゴい。“一瞬の表情”に言葉を失った

見てよかったと思わせる多部未華子

木曜劇場『いちばんすきな花』10話より ©フジテレビ 実際のところ、それ以上の意味がある。これを説明したいが故に、筆者は冒頭で小津映画に言及しておいたのだ。俳優の演技について、小津監督は以下のように述べている。 「大事なのは性格だな。性格をつかむことだと思うんだ。性格をつかんだ上で、感情を出すんでなければダメだと思う」(「性格と表情」から引用)  何と含蓄ある演技論だろう。これは即、多部未華子の演技に当てはまり、彼女の演技についてすべてを説明してくれる。そう、あのリビングの横顔、そして鼓太郎と夜道を歩く直後のツーショットで多部が見せた表情は、ゆくえの性格どころか、遺伝子情報までが透けて見えるようだったのだ。  ゆくえの人間性から人生の本質的なものを学び、同時に多部未華子というひとりの俳優のトリセツを得たような、趣きある後味。何ともへんてこなドラマだったことは確かだが、最終話まで見てよかった。そう思わせてくれた多部に大きな拍手を(!)。 <文/加賀谷健> 【Amazonでも好評発売中!】⇒『いちばんすきな花 シナリオブック 完全版(上)』の詳細はこちら
加賀谷健
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役 “イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。 X:@1895cu
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