Lifestyle

「つきあった“その先”のリアルな少女漫画を」女子高生の初恋で10万バズの漫画に込めた作者の意外な思い

リアルな少女漫画が読みたかった

――「きらきら、あおい」第1巻、とてもリアルですよね。エピソードはご自身の経験から得ているのでしょうか? itoさん(以下、ito)「ポイント的に、当時の自分の経験や考えていたことをベースにしている部分もあります。ですが全てではありません。 子どもの頃から少女漫画に憧れて育ったのですが、高校生の時はじめて実際の恋愛を経験して、フィクションと現実のギャップを感じ、大好きだった少女漫画が楽しく読めなくなりました。 当時の私は、付き合ったその先のリアルな話が読みたかったんです。 高校生の頃って、性にまつわることは親にも先生にも聞きづらいし、友達に聞くのも恥ずかしかったりしますよね。そういう、高校生が参考にできるような、当時の私が読みたかったものを描こうと思いました。」

楽しい恋愛の先にある普通の現実を描きたい

――1巻の最終話では、1話目のひたすら初心な状況からは、だいぶ変化してきましたね。 ito「もともと二人の関係が進展した先を描こうと思っていたので、ここからが本番といったところです。 恋愛のキラキラした楽しい時間の、その先にある普通の毎日をできるだけ現実的に描きたいです。」
次のページ 
恋愛ドラマではない男性
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ