ブライダルチェックで妊娠しづらい要素が見つかったそうですが、早期発見できたことで対処することができたといいます。 由梨恵さん「自分に不妊の要素があるかもなんて、全然思っていませんでした。毎月生理があるし、生理痛も重くないし。でも検査の結果が出て『まさか自分が』とショックでした。でも、今気付けてよかったなと思います。 自分に疾患が見つかって、『もしかしたら妊娠できない将来があるかも』と考えたとき、男性の年齢にこだわるなんて、以前の自分はなんて浅はかだったんだろうと思いました。 自分の年齢を棚にあげて、男性に求めていたなって。妊娠できるかどうかは、何歳だって分からないし、奇跡なんですね。だからこそ、まず2人で楽しく生きていける男性を見つけようと思えました。その先で妊娠できたらいいなとは思っています」 　筆者が婚活サポートを始めた8年前は、30歳までに結婚して子どもが欲しいと思ってる女性が多くいましたが、今は一切聞かなくなりました。由梨恵さんと同じく、40歳までに結婚して子どもができたらいいという女性が増えています。 　女性の社会進出が進み、不妊治療も知られてきたことで、つい「治療すればいつでも妊娠できる」という思い込みが発生しています。 　女性の価値観は大きく変わっていますが、不妊治療の現実は厳しいもの。そういった現実を学べる場がなく、由梨恵さんのように勘違いしている女性が多いです。 ＜取材・文／こめだゆき＞