帰宅後、パンツを突き付けられた淳也さんは激しく動揺。「不倫じゃないから……」とは言うものの、誰のパンツであるのかや入手法を話そうとはしませんでした。
「だから、言ってやったんです。話せないことをしているのなら、それは私にとっては不倫と同じだから離婚します、って」
その言葉を聞いた淳也さんは観念したのか、小さな声で「AV女優のパンツで……」と入手した経緯を話し始めました。
淳也さんによれば、パンツはアダルトオークションサイトで落札したものであったそう。そのオークションサイトではAV女優の着用済み下着が売買されており、淳也さんは何度か利用していたのだと語りました。
「今回の下着は、1万円で買ったそうです。私にとっては知らない世界だったし、正直、理解できませんでした。証拠として、購入に使用した夫のアカウントを見せてもらいましたが、万単位の下着を何枚も購入していて、引きました」
性的嗜好は「これにしよう」と本人が選べるものではない。そう分かってはいるものの、事実を知った涼子さんの胸にはモヤモヤした気持ちが残ってしまい、この一件以来、淳也さんを見る目が変わってしまいました。
「夫は『もう買わない』と言いましたが、人の性癖ってそんな簡単に変えられませんよね。我慢させるのは違うような気がしますが、女性としてはやっぱり買ってほしくない気持ちがある。どうしたらいいのか分かりません」
現在、涼子さんの日課はこっそり夫のアカウントをチェックし、新しい下着を購入していないか監視すること。すっかり変わってしまった夫婦関係に、再び信頼関係が生まれる日は来るのでしょうか。
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<文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291