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42歳で乳がん宣告。乳房の手術の傷を小3息子に見せると“意外な反応”

退院祝いに築地を散策するも、クラクラ

 夫は退院祝いに築地でお寿司を食べて帰ろうと張り切っていました。北海道出身で魚好きな夫は、築地は特にテンションが上がるらしいのです。わたしのお祝いなのか、本人が食べたいのかわかりませんが、久しぶりにお寿司を食べられるのは嬉しい!  久しぶりに出た外は快晴。3月に入ってさほど寒くもなく、青い空がまぶしくて気持ちよい。「シャバの空気はうまいぜ!」と冗談を言いつつ、まだランチタイムには少し早かったので、すぐ近くにある築地市場の場外を散策しようということに。  時はまだコロナ禍前。観光客でにぎわう築地場外の路地を歩くのは、退院したてのわたしには刺激的。ですが、10分ほど歩いたくらいで疲れてしまい、ちょっとクラクラしてしまいました。  術後歩けるようになってから、病院内では結構ウロウロしていて、体力もさほど落ちていないだろうと思っていましたが、温度管理をされ、日差しもなく、凸凹のない病院内と外の刺激はまったく違いました。  築地は坂もなく道も舗装されていますが、「ただの道」でも少しの凸凹や、歩道から横断歩道に向かうほんの少しの坂も障害物に感じてしまう自分にビックリ。  夫は退院したわたしにあれこれ見せようと張り切ってくれていて申し訳なかったのですが、ちょっと疲れてしまったと伝え、早めにお寿司屋さんに入ることにしました。

退院祝いのお寿司は格別~!

退院祝いのすしざんまい前で記念撮影

すしざんまい前で記念撮影

 お店はみなさんご存知「すしざんまい」。よくわからないところより、知っているほうが良いだろうとのことで夫のチョイスしたお店。普段は息子と回転寿司ばかりなので、カウンターでにぎり寿司を食べるなんて久しぶりです。  退院祝いなのでなんでも食べていいよと言われ、ありがたく中トロやらウニやら遠慮なくいただきました。もう一回入院して退院して、このお寿司食べたいなんて良からぬことを考えてしまいました。  美味しいお寿司をいただいて、いざ自宅へ。しっかり食事はいただきましたが、やはり体力が落ちているのか、帰りの電車の振動でも疲れを感じるのです。  やっと帰宅し、ひと段落。その日は何もせずにゆっくりしようと、家でゆっくりしながら夜に。入院中はシャワーだけだったので、お風呂に浸かってみようと思いました。久しぶりに会った息子と一緒にお風呂に入ることに。
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初めて直視する、術後の自分
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