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小池徹平“ヘンタイ不倫男”の悪魔的所業に絶句。最恐ホラー『エクソシスト』オマージュの可能性も

最低最悪の不倫男の正体

『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』4話より© テレビ朝日 小池徹平の悪魔的な演技も神がかっている。ほんと、あの目は間違いなく小池の真骨頂を集約したようなものだが、血走る眼球は、『ディアボロス/悪魔の扉』(1997年)で最強の悪魔を演じたアル・パチーノに匹敵するのでは?  同作のアル・パチーノは、優秀な弁護士であるキアヌ・リーブスをたぶらかして、世界を牛耳ろうとする。最初は言いなりでどんどん出世するキアヌだが、最終的には反旗を翻す。  それに激怒した悪魔が目を剥く。この血走る狂気と圧倒的な邪気が、本作の小池にも感じられるのだとすると。不倫妻に誘惑の言葉の数々をささやく、最低最悪の不倫男の正体は、悪魔の申し子だったわけか。

颯爽と現れる救世主

『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』4話より© テレビ朝日 うまく撮影に成功したものの、もう身も心もボロボロの渉。そりゃそうだ。なんてったって相手は悪魔とその下僕なのだから。まるで天使のように渉のことをフォローする裕の慰めも効果なし。  ソファの下から這い出て、歩道橋の上でわざわざ崩折れる。さて困った。このメソメソ神父。これじゃあまたすぐに負けてしまう。そこへ颯爽と現れる救世主が、ただならない雰囲気を醸す弁護士・財田トキ子(水野美紀)。  証拠映像を見て、よく撮ってきたと渉をほめ、労う。そして親権獲得のための弁護を引き受けると。心強いなんてもんじゃない。見習い神父に代わって闇を祓う心強いエクソシストみたいな?
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“テレビドラマ史上もっとも危険な不倫ドラマ”である理由
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