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小池徹平“ヘンタイ不倫男”の悪魔的所業に絶句。最恐ホラー『エクソシスト』オマージュの可能性も

“テレビドラマ史上もっとも危険な不倫ドラマ”である理由

『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』5話より© テレビ朝日

5話より

 そっか、これはただの不倫ドラマではやっぱりなかったのである。ズバリ、エクソシスト不倫ドラマ(!?)だったのだ。  なんだって物騒な。と、思うかもしれないが、親権獲得が主人公のモチベーションであり、ドラマの核になってることがミソ。  マサトはたぶんそこまで心寧を子役として売り出そうとは考えていないはず。それを口実に綾香の肉体をただただ貪りたいだけ。彼女との未来ももちろん全然考えちゃいない。このふたりに心寧が取り込まれてしまう!  そこに待ったをかける渉。図式的には、まさに悪魔に取り憑かれた女優の娘と神父たちとの死闘を描いた、ウィリアム・フリードキン監督作『エクソシスト』(1973年)へのオマージュとも言えなくもない。  自己犠牲を払う伊藤淳史がジェイソン・ミラーで、水野美紀がベテランの闇払い役のマックス・フォン・シドーといったところか。  間違いなく本作は、テレビドラマ史上もっとも危険な不倫ドラマである。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
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