また、同時にひとつの疑問が頭に浮かびました。それは、信也さんが誰の身分証明書を提出してチャットレディになったのかということ。
「実は昔、友人がチャットレディをやっていて、本人確認書類の提出が必要だと聞いたことがあったんです。男だと分かったら運営側に落とされてしまうのに、なぜ受かったんだろうって……」
翌日、京子さんは仕事から帰宅した信也さんを詰問。すると、狼狽した信也さんから衝撃の事実が語られました。なんと、信也さんは京子さんの運転免許書を身分証明書として提出し、チャットレディをしていたのです。
「運転免許証が入ったカバンは共同で使うクローゼットにしまっていました。勝手に取り出して、提出したのだと。怒りを通り越して呆れたし、個人情報が業者に渡ってしまっていることに恐怖も感じました」

本業が忙しくてバイトや在宅ワークなどの副業は難しいと思った。少しでも京子をラクにさせたかった。信也さんはそう語り、「許してほしい」と懇願しましたが、京子さんの怒りは収まらず。今後の結婚生活に不安を抱くようになりました。
「女性の性を、お金を稼ぐ道具として見ているようで気持ち悪いし、大切な身分証明書を勝手に持ち出せる神経が分かりません。夫を見る目が、すっかり変わってしまいました」
その後、信也さんはチャットレディの仕事をやめましたが、夫が頻繁にスマホを触っていると、京子さんはいまだに胸がザワついてしまうそう。
副業で生活を豊かにしたい時には、パートナーの気持ちを考えながら業種を決めていきたいものです。
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<取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291