それを証明するのが、時々噴出する過去の黒歴史。回顧録『SPARE』でイキり散らかしたのが原因でもありますが、ヘンリー王子が17歳の時に、2歳年上の女性と初体験したパブの裏の野原が史跡として認定されるかもしれない、というニュースがありました。
こんな風にネタにされて良いのでしょうか……。日本の皇族の史跡といえば植樹関係が多いですが、別の意味で種を巻いた場所が史跡になったら世界中に笑われてしまいます。
ヘンリー王子は下ネタと縁があるのか、メンタルへルス関係の企業の役職が「チーフ・インパクト・オフィサー」、略して「CHIMPO」になったことも話題になりました。

(画像:アメリカのスタートアップ企業「BetterUp」のチーフインパクトオフィサーChief Impact Officer紹介ページより)
また、これも『SPARE』が発端ですが、本の中で過去のドラッグ使用歴について書いたため、米入国に関する機密書類が開示される可能性が出てきました。最悪、アメリカからの国外退去処置がとられることに……。
イギリスでも歓迎されず、アメリカから追い出されたら、安住の地はどこになるのでしょう。昨年の来日イベントでは社交辞令っぽく日本に住みたいと発言していましたが、本当に行き場がなくなったら物価も安い日本移住も検討されるかもしれません。
ヘンリー王子の受難は続き、元ストリッパーのキャリー・ライチャート(芸名はキャリー・ロイヤル)が、2012年にラスベガスのパーティーで羽目を外したヘンリー王子の裸体写真を会員制サイトで公開する、と発表。それも『SPARE』絡みで、ラスベガスでの夜についての描写が正しくないと怒りを感じたことが動機だそうです。

ヘンリー王子の回顧録『SPARE』Bantam Books
当時ヘンリー王子は27歳。ラスベガスのホテルのスイートルームで、ストリッパーや女性たちに囲まれ全裸になって騒いでいたとか。マイケル・ジャクソンの「ビート・イット」を歌ったり、エアギターを披露したりと、かなりテンションが高かったようです。
キャリー・ライチャートは、リベンジポルノは違法だと批判され、サイトから写真公開禁止の通告を受ける結果に。新たな全裸写真流出はまぬがれ、ヘンリー王子は安堵(あんど)していることでしょう。