――『ロボコン』で部長役の伊藤淳史さんが、『離婚しない男』では小池さんにえげつないほど苦しめられる。作品の垣根を越えた、まるで“古厩マルチバース”だなという感じがしていて……。
古厩:(笑)。そう思いながら作品間を横断して見ていたら、楽しいですよね。
――奥平さんの俳優デビュー作『MOTHER マザー』(2020年)が長澤まさみさん主演映画です。長澤さんは『ロボコン』で映画初主演。こうして監督のフィルモグラフィーから時を経て出演俳優たちが共振するかのような巡り合わせを感じることはありますか?
古厩:はい、嬉しいことです。それで思い出しました。もともとブロードウェイのミュージカルだった『キンキーブーツ』。あの作品には驚きました。『ホームレス中学生』と同じ年に公開された『奈緒子』の主演の三浦春馬くんが主演、相手役が小池くんで、すごく面白かったです。
――まさにマルチバース共演ですね。
古厩:単なる偶然の重なりですが、今後の監督作でも是非、マルチバース共演を探してみてください(笑)。
<取材・文/加賀谷健 撮影/山川修一>
加賀谷健
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役
“イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。
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