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バイト先のゴルフ練習場でおじさん迷惑客を注意したらブチギレられ…助けてくれた意外な救世主とは?

救世主、現る!

女性 パンチ佐藤さんは、ボールの自販機を蹴ってはさらに佳純さんを威嚇してきました。 「そしたら、私のもとに20代後半位の女性のお客さんが走り寄ってきてくれて『自分が悪いくせに逆ギレするなんてみっともないのでやめてください。今通報するので、さっきと同じ言い訳を警察にもするといいですよ』とスマホをいじりだしたんですよ」 すると佐藤さんは「ふざけんな、俺は悪くないしそんな暇はねーんだよ!」とぶつぶつ言いながら自分の荷物をかき集めると逃げるように帰っていったそう。 「すると佐藤さんが退散したとたんに、周りで見ていたお客さんのおじさん達から拍手が起きて『あいつ最低だったな』『お姉さんかっこいいね』などと口々に言いながら集まってきて(笑)。さっきまで見て見ぬ振りしていたくせにとも思いましたが、まぁ普通にあんな状況は怖いですし、だからこそ彼女の勇気は凄いし本当に感謝だなと思いました」

とりあえず一件落着

佳純さんがその女性客にお礼を言っていると、おじさん客の1人も彼女に「男なのに頼りにならなくて申し訳ないね」と声をかけてきました。 「すると彼女が笑顔で『いや助けるのもリスクのある行為だから、男性だからって皆んながやらなければいけないとは思いませんよ。まぁ私はこんな性格なのでつい注意してしまうだけで』と言うと、さっそうと帰っていって…本当にかっこいいなと惚れ惚れしてしまいましたね」 そして、佐藤さんはまた来なくなりましたが「どうせ時間の問題で、またしばらくしたら何事もなかったかのように訪れるんだろうね」とバイト仲間達と話しているそう。 「私を助けてくれた女性のお客さんとはそれ以来あいさつを交わす仲になりました。そのうちまた佐藤さんが来場した際には、私も彼女みたいに毅然(きぜん)とした態度で接したいなと思っています」と微笑む佳純さんなのでした。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文・イラスト/鈴木詩子>
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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