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焼肉屋で太らないメニューの選び方。赤身肉 vs タン塩、クッパ vs 冷麵…

ダイエットには、クオリティの高い肉食が正解

さて、なぜダイエット中に焼肉はOKなのでしょうか? ダイエットというと、すぐ「摂取カロリーを抑える」という発想になりがちです。もちろん、これはダイエットの王道。間違ってはいません。しかし、ただカロリーを抑えればやせられるというほど、人の体は単純ではありません。 例えば、肉の摂り方について。ダイエット中は、カロリーや油分を心配してなるべく「肉断ち」しようとする人が多いようです。食べたとしてもローカロリーで脂肪分が少ない鶏のササミを選んでみたり。しかし、結論から言ってそのやり方では、一時的にやせたとしても、リバウンドしてしまう可能性が大きいのです。 なぜでしょうか? やせやすい体づくりには、代謝を上げる栄養素をプラスすることが重要だからです。なかでも、たんぱく質はもっとも重要な栄養素なのです。

羊>牛>豚の順に多いL-カルニチン

ダイエットの大前提は、体に必要な栄養素をしっかり摂り、胃腸を活発にして食べたものを燃やしやすくする「土台」を作ること。肉に含まれる良質なたんぱく質は筋肉やお肌を作るもとになるものです。これを抜いてしまっては、たちまち筋肉量が減ってしまいます。 筋肉は、熱を作り、代謝を上げて、余計な脂肪を燃やす体を作ります。基礎代謝量が高い人ほどたくさん食べてもスリムなのですが、基礎代謝量が高い人というのは筋肉量が多い人。逆に、筋肉が少ない人は脂肪を蓄えやすいのです。 羊肉さて、肉の中でも、私が勧めているのが、「L-カルニチン」という成分を多く含む、牛、豚、羊といった赤身の肉です。「L-カルニチン」はサプリメントとして売られているほど、脂肪を燃やす効果が期待できる成分。羊>牛>豚の順に多く含まれますが、鶏にはあまり含まれていません。そのため私は、羊、牛、豚を積極的に食べることを勧めているのです。 また、たんぱく質は食事誘導性代謝が多く、食べたときに熱放出される量が多いので、身につくカロリーが少ないという点でもダイエットに重要な栄養素なのです。「肉食がやせる体を作る」なんて、意外でしたか? <文/伊達友美>
伊達友美
管理栄養士・日本抗加齢医学会認定指導士。10代からダイエットとリバウンドを繰り返し、摂食障害に。30代後半で「プラス栄養メソッド®️」を考案、自身も20Kg減量すると共に、美肌やフェムケア、メンタルケアのカウンセリングを30年以上行っている。『夜中にラーメンを食べても太らない技術』『やせる! 伊達式 コンビニでダイエット』『女性の不調は「油+」でよくなる』ほか、著書累計150万部以上。https://dateyumi.com/
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