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NHK『虎に翼』登場の25歳俳優の“出身地ならではの繊細さ”。色っぽい横顔にも注目

繊細さが大胆さへと踏み込んだ瞬間

 取材では、「脚本に書かれていない背景を、クランクインの前にまとめていました」とも話していた。雪国出身というバックグラウンドを持った上で、本田が役作りで実践しているのは、履歴書作りなのだった。  履歴書作りとは、演じる役柄について脚本上には書かれていない事実も補足しながら、その人物の経歴を書き起こす作業のこと。すべての俳優が実践しているわけではないが、役柄を理解する一助になる。 『ジャックフロスト』では、履歴書作りの過程で役柄と丁寧に向き合った結果として、本田の繊細な息づかいがキャラクターから伝わってくるのだと考えられる。『虎に翼』の大庭光三郎役でも同様なアプローチをしているのかもしれない。  ただし、光三郎役ではもう少しアクセントがきいている。第64回、帰宅中の寅子が、路地の陰で光三郎とすみれが熱い抱擁を交わしているのを目撃する。光三郎の色っぽい横顔からは、本田の繊細さが大胆さへと踏み込んだ瞬間をキャッチすることができたからだ。 <文/加賀谷健>
加賀谷健
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役 “イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。 X:@1895cu
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