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闘病中の世界的歌姫、エッフェル塔で大熱唱。圧巻の歌声に「心震える」

 映画『タイタニック』の主題歌『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』などのヒット曲で知られる世界的歌姫セリーヌ・ディオン(56)。2022年に難病スティッフパーソン症候群(SPS)と診断され、しばらく治療に専念していたが、このたびパリ五輪の開会式に登場した。過酷な闘病生活を経て、奇跡の復活を遂げたセリーヌの歌声に世界中の人々が酔いしれた。

パリ五輪の開会式に大トリで登場

 先週はじめ、フランス・パリの高級ホテルにチェックインしたことが伝えられたセリーヌ。本人からの正式な発表はなかったが、現地時間26日に行われるパリオリンピックの開会式で歌う可能性が浮上し、世界中で期待の声が高まっていた。  事前情報では、アメリカの超人気歌手レディー・ガガとのデュエットも噂されていたが、実際には開会式終盤に登場。聖火台に聖火が灯された後、エッフェル塔の特設ステージに姿を現し、シャンソンの名曲『愛の賛歌』を熱唱した。  セリーヌが最後に公の場でパフォーマンスしたのは、2020年の3月。その後、新型コロナウィルスの感染拡大や自身の健康問題により、ライブやコンサートなどの音楽活動を休止していた。  実に4年ぶりのステージで圧巻の生歌を披露した。

「歩くことも困難、歌うこともできない」明かされた壮絶な闘病生活

 セリーヌは2022年12月、筋肉に影響を及ぼす進行性の神経疾患スティッフパーソン症候群(SPS)と診断されたことを公表。耐え難いほどの痛みとけいれんが日常生活のあらゆる面に影響を及ぼし、「ときには歩くことも困難で、声帯を使って歌うこともできない」状態であると明らかにした。  6月25日には、病気との壮絶な闘いを描いたドキュメンタリー『アイ・アム セリーヌ・ディオン ~病との戦いの中で~』がAmazonプライム・ビデオで配信された。  公式サイトで「この作品には刺激の強い医療シーンが含まれているため、視聴には注意が必要」と書かれている通り、番組ではSPSの発作に苦しむセリーヌのリアルな姿も公開。けいれんを起こして震えたり、苦しそうにうめいたり、泣き叫んだりする様子や、目を見開いたたま自力で動けない状態になっているショッキングなシーンも含まれている。  そんな彼女のそばに付き添い、マッサージ台に横たわらせたり、横向きに持ち上げたり、落ち着くよう声をかけたりしているのは、スポーツ医学セラピストのテリル・ロボ氏。同氏はこの病気の症状について、「身体が収縮した際に、それを解放する信号が理解できず、収縮したままになってしまうことがあります」と説明している。  表舞台から遠ざかっていたここ数年間、セリーヌがいかに過酷な日々を過ごしていたかがわかる。
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SNSで絶賛の嵐も……1曲で3億円超のギャラ?!
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