一度は押さえたものの、ひもパンは変わらずほどけたままでピンチには変わりありません。しかも、2人が歩いていたのは人通りが多い場所でした。

「その日は膝下丈のフレアスカートをはいていて、スカートも長いし足の甲を覆うタイプの靴だからと、
浅いタイプの靴下をはいて、ノーストッキングだったんですよね。こんな日に限ってなんでこんなユルい格好で来ちゃったんだろう? と後悔が半端なかったです」
すると野崎くんに「すごく痛いですか? 病院行きます?」と両肩を掴まれた瞬間にドキッとしてつい左手の力が抜けてしまい……。
「
ひもパンは真っ逆さまに足元へ落下してしまいました」
最大のピンチ、どう乗り切る?!
スカートで隠せたのに、通ゆく人たちに注目されたワケ
「ですが私は瞬時にその場にしゃがみ込んで、
フレアスカートの膨らみをテント状にすることで、道に落ちたひもパンを隠すことに成功したんです。
ですが今度はいきなり座り込んでしまった美咲さんに
野崎くんが驚いて「大丈夫ですか?!」と騒いでしまい、その様子を道ゆく人達がチラ見していくことがとても気になったそう。
「正直私はサッとひもパンを拾ってポケットにしまって何事もなかったかのように歩き出したかったのですが、野崎くんが私から1秒も目を離さずに声をかけてくるので……
もう腹をくくるしかないかなと思いました」