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「学生時代特有の空気」が怖かった…体育祭のフォークダンスで心がズタズタになった理由<漫画>

男の子とは友人になれない?

『佐々田は友達』――2巻では、「外見も挙動も変な浪人生」の小野田くんと、佐々田が友情を育(はぐく)んでいきます。どんな思いを込めて描かれたのでしょうか? スタニング沢村さん:(以下、スタニング沢村)男女を意識しない、性別の関係ない友情を手に入れられることもあるよ、ということを描きたかったんです。どれだけリアリティがないと言われても、この作品を読んで「じゃあ、自分が誰かにとっての小野田くんになろう」と思う人がいるかもしれないので。  あと、個人的に師弟関係という関係性が好きなんです。小野田くんが人生に答えを出したがったり、”師匠になりたい願望”があるところは自分に似ていると思います。

性別が友情のハードルになった

――佐々田が小学生の頃に、性別がハードルになって同級生の赤西くんと友達でいられなくなった過去について描かれていました。男女の友情について、沢村さんも同じような経験があるのでしょうか。 スタニング沢村:佐々田と赤西のエピソードは、『女(じぶん)の体をゆるすまで』(小学館/ペス山ポピー)に描いた「ポテト」という男の子との話そのままなんです。  私はポテトとの間に起こったことで、「男の子と友達になるのはやめよう、また同じことになって傷つくかもしれない」と思っていました。
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長年のモヤモヤが昇華した理由
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