「学生時代特有の空気」が怖かった…体育祭のフォークダンスで心がズタズタになった理由<漫画>
自分の性自認が“場”に合っていない
スタニング沢村:言葉にするのが難しいのですが、これはsex(生物学的な性差)の問題ではなく、gender(ジェンダー/社会的・文化的な性差)の問題で、自分のジェンダー自認がこの場に沿っていないから辛いんだと気づいたんです。
スカートを履くことが問題という訳でもなくて、私が周りの人に女性として認知されながら、“皆の前で男女ペアで踊る状態”が無理なんだというのが、自分の中で大きかったです。
2巻の体育祭の回は、佐々田がどういう行動を取るのか、かなり苦心しながら描いたので是非読んでいただきたいです。
ハッピーエンドを目指して
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。


