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なにかと話題の「アパ社長カレー」の意外な事実。“アパ不倫”イメージもあるけど実食してみると

 アパホテルのカレー、どんな味?
アパ社長カレー

アパ社長カレー SAMURAI BLUE 500円

 食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。  突然ですが、ずっと気になっているけれど、まだ食べたことがないモノってありますよね。例えば、「アパ社長カレー」。あのアパホテルのブランドとして発売しているレトルトカレーで、ホテルのフロントなどで見かけたことがある人は少なくないでしょう。  また9月2日にこのカレーが「サッカー日本代表オフィシャルカレー」に決定したとのニュースが話題になっていたことで注目度も高まっているはず。いったい、どんな味がするのでしょうか?  アパホテルと言えば芸能人の不倫の現場として騒がれるたびに、ブランドイメージが良からぬ方向に行きがちですが、カレーに関して結論から言いますと、常に進化を遂げている超本格的なカレーだったのです。  そこで今回は、このアパ社長カレーの誕生秘話や実食レポートをお届けしながら、本質的な魅力をご紹介していこうと思います。

社長発案のカレーではなかった

サンマルクカフェで発売されている「アパ社長カレーのビーフカレーパン」

サンマルクカフェで発売されている「アパ社長カレーのビーフカレーパン」。どんな味がするのか気になっている人も多いはずです

 アパホテルの社長である元谷芙美子氏の顔写真とサインが印刷された、強烈なインパクトのあるパッケージを見ると、“社長が考案したカレー”ではないかと想像してしまうのではないでしょうか?  しかしながら実はそうではなく、社長次男の元谷拓代専務がプロデューサーとして作り出したヒット商品。ホテルはカレーがおいしいのが定番なのに、アパのカレーの味はバラバラであったことをきっかけとしてオリジナルカレーの開発がはじまったそう。  全国からカレーを取り寄せて研究・試食を重ねたものの、しっくりくる味にならず。専務にとっておいしいカレーの原点は子どもの頃に食べた金沢カレーであったことを思い出し、アパホテル発祥の地でもある金沢のご当地カレーをモデルにすることに。そして2011年4月に本格派ビーフカレーとして誕生したのです。

隠し味は、とんかつソース

パッケージ裏

原材料には、オーストラリア産の牛肉をはじめとして、ソテーオニオン、デミグラスソース、ブラウンルウ、チャツネなどが使われています

 試作の中で目指したのは、コクとまろやかさを感じる金沢カレー。  原材料には、オーストラリア産の牛肉をはじめとして、厳選されたオリジナルスパイス、ソテーオニオン、デミグラスソース、ブラウンルウ、チャツネなどを使用することで本格的な味わいを追求。さらには隠し味にとんかつソースを加えているそうです。
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