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「片付けられない。人付き合いができない」生きづらさは脳のクセのせい!心が軽くなるコツとは?

やるべきことがいつもあと回し

発達障害1「ADHD(注意欠如・多動症)かも?」と疑う症状でわかりやすいのが「片付けられない」そして「やるべきことがついついあと回し」。 シンクにたまった洗い物、床で山になった洗濯物。これらを目の当たりにすると「めんどうだなぁ」というスイッチが勝手に作動してしまうのです。そうなると、脳が自動的に「楽しいこと」を探しはじめます。 SNSやYouTube、脳の特性によって「今やりたいこと」を最優先して、あっという間に夜。時間の経過とともに自己嫌悪に陥ってしまう、この繰り返し。 とはいえ、人が生きる上で大切なのも「今を楽しく生きること」。こうなったら「今の楽しみ」を追求するために工夫するしかありません。 本書が提案するのが「ホワイトボードをフル活用して、やるべきことを書いておく」「食洗器を使う」「洗濯物はたたまない」「家事は家族で分担する」。 ラクできるところはとことんまでラクをして、家事のハードルを下げるのです。「めんどうだなぁ」をひとつこなしたら、「できたじゃん!えらい!」と自分をほめてあげましょう。

同時に2つ以上のことができない

発達障害2「ADHD(注意欠如・多動症)の人はマルチタスクが苦手」ともいわれています。「ワーキングメモリー(記憶のお盆)が小さいため、記憶の容量が少ない」という脳の性質があるからです。 この性質を理解し、「ひとつを終わらせてから次にとりかかる」を基本にするのがベター。 多動性と衝動性を兼ね備えているので、目新しく興味のあることに飛び込みがち。ワクワクした気持ちでアイデアを連発し、集中力もマックスまで跳ね上がりますが、続けるのは難しいのです。 良い面と改善したい面を考慮し、「音楽を決めて、1曲終わったら次のことをする」など決まりを作るのも手です。あれもこれもやる!というように、目標は欲張りすぎず、適度にゆるく設定しましょう。
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気がつけばいつもひとり
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