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「痛々しい」福原愛36歳のコスプレが大不評。迷走の背景に父親との尋常ならざる関係か

父との尋常ならざる関係

そして父は2013年に亡くなったのだが、福原は絶縁から一度も父と会っていない、メールや電話も一度もないと告白、葬儀にも参列しなかったという。 そこまで父を憎む、あるいは無関心になるのは珍しいかもしれない。修復不可能、尋常ならざる関係だったとも言われている。 女性にとって最初に接触する異性は父親である。父親との関係は娘の結婚にも影響があるとされている。福原が、そうした父との関係から、結婚生活において夫といい関係が作れなかったとしても不思議はない。 そのことを彼女は当時、夫に話していたのだろうか。そして夫は、そんな繊細な心理をもつ妻を、全力で受け止めたのだろうか。

「かわいい愛ちゃん」の理想を人々が作っても…

彼女は今、卓球からも父親からも夫からも解き放たれた。プレッシャーは何もない。中国には支持してくれる人も多いようだ。 ハロウィンコスプレで「痛い」と言われようが、日本には居場所がないのではないかとささやかれようが、そんなことは意に介さず、好きな場所で好きなことをしながらたくましく生きてほしい。 人々は勝手に「かわいい愛ちゃん」の理想を作り上げた。だが、彼女はアスリートである。孤独も、そこからの脱し方も身につけているはず。自らを鼓舞する方法だって知っているに違いない。 まだ36歳。迷走してもいいのではないだろうか。落ち着くところへ落ち着く必要もない。 好きなように生き抜き、いつか子どもたちに「おかあさんの人生、楽しかったのならそれでいいよ」と言わせることができたら、それもまた、いい人生と言えるのではないだろうか。 <文/亀山早苗>
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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