三笠宮瑶子さま「金髪ピンクメッシュ」が話題に。不景気な日本を景気づけるメッセージが込められているのかも/辛酸なめ子
エレガントヘアの王妃たちもいればショートヘアの公妃も
キャサリン妃やヨルダンのラーニア王妃は、ブルネットのエレガントなロングヘア。巻き髪が華やかで暗めの髪色が知的なイメージです。 王妃に求められるコンサバなイメージを守られています。安心感があるヘアスタイル。行事のときのドレスに合わせたシニヨンヘアのアレンジが凝っていて、一般人には再現が難しそうです。
スペインのレティシア王妃は、ブルネットのヘアにところどころ白髪が見えますが、ファッションや佇(たたず)まいで高貴に見えます。白髪が増えてくるアラフィフ世代にも参考になる憧れヘアスタイルです。 イギリスのユージェニー王女は、よく見るとかなりおしゃれなヘアスタイル。エレガントでモード感があるレイヤードへアでトップにボリュームを持たせて華やかな印象に。ユージェニー王女は帽子のコーデもかなり上級者です。
高貴な中にさり気ないおしゃれを感じさせるロイヤルヘアスタイル。そんな中、かなりパンクでエッジの効いたヘアスタイルに挑戦されたお方がいます。 それは、モナコのシャルレーヌ公妃。元競泳の選手でいらしただけあって、ヘルシーなショートヘアが似合われています。
髪の根本をダークカラーにして、前髪にボリュームを持たせて流すことでフェミニンな印象に。どこかシャーリーズ・セロンを彷彿(ほうふつ)とさせます。お出ましのときにもほとんど笑顔をお見せにならないので「悲しい王女」と呼ばれることもある、アンニュイな雰囲気の公妃様です。
半モヒカンへの反響に「これは私の決めたことです」
ちょうどその頃、夫のアルベール2世に新たな婚外子疑惑が浮上していたので、リセットしたいという思いがあったのかもしれません。メンタルガ辛いときに丸刈りにしたブリトニー・スピアーズの一件を思い出します。半モヒカンは超絶美人のシャルレーヌ公妃だからこそ似合うという説もあります。 後に半モヒカンスタイルについて、シャルレーヌ公妃は「これは私の決めたことです」「私はずっとこのヘアスタイルをしたかったし、とても気に入っています」と、コメント。 世間にインパクトを与えましたが、家族も新しいヘアスタイルを気に入っていたというので、問題ないように思います。何より、当時はパンデミックで世界が不安に覆われ、マスクやソーシャルディスタンスなども徹底していた時期。シャルレーヌ公妃の半モヒカンスタイルで、息苦しい世の中が少し風通しが良くなったように感じました。 2024年現在は、刈り上げ部分の髪も伸び、落ち着いたショートヘアに戻っています。今は夫婦間も仲良さそうです。
一般人よりもはるかに注目度が高い、皇室や王室のヘアスタイル。もしかしたら国民を鼓舞するメッセージが込められているのかもしれません。瑶子様の金髪ピンクメッシュは、円安や物価高で不景気な日本を景気付けようとしてくださったのでしょうか……。 <文&イラスト/辛酸なめ子>
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