Entertainment

「実写化だけはやめて」「コスプレ感」の声もあったが…『推しの子』実写化への評価が“絶賛”に転じたワケ

映像作品の新境地を目指している

【推しの子】 The Final Act

『【推しの子】 The Final Act』公式サイトより

 井元プロデューサーは、原作の魅力を最大限表現するためには「ドラマだけでも、映画だけでも足りないというのが課題」とも語っている。配信ドラマと映画のフォーマットを組み合わせてストーリーを構成したのは、「映像作品の新境地にたどり着けるのではないか」という考えの元だったそうだ。  さらに(原作では第1巻に当たる)冒頭部を「配信ドラマ1話」と「映画版前半」に構成する、大胆な座組を試みているという。なるほど、それも井上プロデューサーの言う「配信ドラマと映画という新たな挑戦だからこそできた新たな仕掛け」なのだろう。  いずれにせよ、12月20日公開の映画『【推しの子】 The Final Act』がとても楽しみだ。映像作品の新境地どころか、漫画の実写映画化の歴史を変える作品になることを期待している。 <文/ヒナタカ>
ヒナタカ
WEB媒体「All About ニュース」「ねとらぼ」「CINEMAS+」、紙媒体『月刊総務』などで記事を執筆中の映画ライター。Xアカウント:@HinatakaJeF
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ