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ダウンタウンに代わって“ウンナン復活”が今年だとTV業界でささやかれるワケ

テレビ業界でダウンタウンに代わる存在に

また、テレビ業界でもウンナンの復活が期待されている。 かつて、同時代を駆け抜けたダウンタウンは、松本人志が『ダウンタウンチャンネル(仮)』という独自のプラットフォームで今年復活することを宣言。ダウンタウンとしてテレビから当面は離れることになり、大物コンビが地上波に限っては消えるだろう。
(画像:『とんねるず THE LIVE』FOD配信ページより)

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また、同世代のとんねるずは、昨年11月に日本武道館で『とんねるず THE LIVE』を開催したが、コンビとしての活動復活を切望する声は、SNSでそこまで盛り上がらなかった。 そうなると、ダウンタウンの代わりになるのはウンナンしかいない。千鳥やかまいたちなど、中堅世代のがんばりもあるが安定感という意味では、ダウンタウンに変わる存在はウンナンだ。 筆者の旧知のテレビスタッフに聞いても、テレビ局関係者の間でウンナンの復活は話題になっているという。それだけに、2025年は一時的かもしれないが、ウンナンがコンビとして大活躍する可能性が高くなっているのだ。

今の時代にマッチ「元祖・人を傷つけない笑い」がブームに?

そんなウンナンだが、コンビとして令和の時代にマッチしている。 現在、コンプライアンス遵守が叫ばれ、過激な表現はテレビのバラエティ番組ではできなくなっている。だからこそ、ウンナンの笑いがダウンタウン・とんねるずよりマッチしているのではないか?
『笑う犬2010~新たなる旅~DVD-BOX』ポニーキャニオン

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これまでのウンナンの歴史を紐解くと、『笑う犬シリーズ』(フジテレビ系)をはじめ、『炎のチャレンジャー』(テレビ朝日系)、『ウリナリ!!』(日本テレビ系)、『ウンナンの気分は上々。』(TBS系)といった、どれも過激なことを行わない番組ばかり。まさに、「元祖・人を傷つけない笑い」を実践していたコンビで、今の時代にピッタリだ。 ウンナンの全盛期を知らない若者が見ても、すんなりと2人の笑いを理解できるだろう。そのため、復活を果たせばどのコンビよりもすんなりと、現在の視聴者に受け入れられることだろう。 また個人的には、内村が現在進行系で作り上げるコントの世界に、南原が参加するところを見てみたい。 現在の南原は気の良いおじさんとして知られるが、これまでコントではパンチのあるキャラを数多く生み出してきた。内村が描くコントで、南原のキャラが弾けるところを見たい。それは、筆者だけでなく多くのファンも期待していることだろう。 2025年はさまざまなメモリアルイヤーであることも踏まえ、ぜひともウンナンがコンビとしてテレビで活躍する姿を見せて欲しい。 <文/ゆるま小林>
ゆるま 小林
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆
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