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“世界のこんまり”の夫かつプロデューサーが明かす、極限まで「捨てる」を実行するワケ。“ときめき”以外は無視してOK!

ときめくか、ときめかないか

取材イメージ卓巳さん-31

川原卓巳さん

捨てる、捨てないの基準。それは、ときめくか、ときめかないか。 現代人は「ときめきセンサー」が鈍(にぶ)っていると本書。 心が求めているというよりは、効果があるかないか、あるいは流行りかそうじゃないか。自分の気持ちを無視したところで判断している、それが当然の世の中です。 自分という個が、自分でも感じられないような、誰かの人生をなぞっているような違和感。これを解消してときめきセンサーを復活させるのに、片づけが一役買ってくれます。 モノに実際にさわって「ときめくか、ときめかないか」を判断。直感による一瞬のジャッジです。 直感のあとに出てくる「でもこれは高価だったし」とか「お世話になった人からいただいたから」など、余計な思考は無視します。肝心なのはあなた自身がときめくか、ときめかないか。 この作業を繰り返していくと、人生で本当に大切なモノやコトは何なのか、わかってくるのです。

最高の生き方は「ほどよい人でなし」

自分にとってのときめきは、人間関係にも活用すべきと本書。 仕事の付き合いをときめきで決めていいのか、と疑問視する方もいるでしょう。とはいえ、ときめきにも様々な形があり、尊敬や特異性がときめきにつながることもあるかもしれません。 SNSやネットニュースなどの余計な情報を遠ざけ、本書が目指すべき人は「ほどよい人でなし」。 超絶いい人はもうやめましょう。本書いわく、「ほどよい人でなし」でいるのが、とてもうまいのが近藤麻理恵さんです。 メールやチャットツールでも必要最低限の返信しかせず、半年以上放置したりするのだとか。最初は慣れないかもしれませんが、ときめきを優先した結果、生活にはときめきしか存在しなくなります。 要らないモノ、コト、そして人間関係に執着していたのは自分だけかもしれない。そんな気づきにハッとする日がくるかもしれませんね。
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