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“世界のこんまり”の夫かつプロデューサーが明かす、極限まで「捨てる」を実行するワケ。“ときめき”以外は無視してOK!

ご機嫌のプロになる

グラジオラス 花 植物 窓辺 室内 カーテン 花束

写真はイメージです(以下同じ)

ときめきの対極にあるのが不機嫌ではないでしょうか。 毎日常にご機嫌でいるのは難しいです。あなたが悪くなくても、理不尽な出来事はいつでも起こり得ます。 ただ、自分の機嫌の責任者は自分。不機嫌は周囲にも伝染して、あなた自身にも返ってきます。いいことは何ひとつありません。 「ご機嫌でいることが、プロとして生きる基本姿勢」 あなたのご機嫌が人間関係を円滑にし、しいてはあなた自身の魅力を高めます。不機嫌モードに突入しそうになったら、すぐにご機嫌モードに戻れるよう、独自のときめきアイテムを常備しておくのもいいですね。 不機嫌もいち早く「捨て」、風通しよく生きましょう。

究極の「自分らしさ」

ときめきにそって、いろいろな「捨て」活動をしてきました。最後は「自分を捨ててください」。 え?と首を傾げたのは私だけではないはず。つまり「自分に向かう『気』を捨てられている状態」だといいます。 私達は他人が自分をどう見ているか、自分はどういう人間なのか、絶えず考えていますよね。これが「自分にしか『気』が向いていない状態」です。 逆に、何かに没頭していたり、夢中になっている時はどうでしょうか。自分をいっさい気にかけていない状態は、余計なところに意識が向いていない、本来の自分のよさが出ているのです。 「仏教でいうところの『無我』の境地」こそが、もっとも自分らしいのだと、本書は締めくくっています。「現代人にとっていちばんのノイズは、スマホでも人目でもSNSでもなく、自分自身にほかならないのです」と、実に哲学的で奥深いひとことに、私は唸(うな)ってしまいました。 「捨て」「ときめき」「自分を捨てる」これらは究極の人生レッスンで、現代人にとっては厳しい面もあるかもしれません。だからこそ、本書に書かれた47の秘訣は必要不可欠で、今すぐ取り組む価値があるのだと思わずにはいられないのです。 <文/森美樹>
森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx
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