女性向け風俗って“どこまで”するの? リアルに記録。初体験した30歳女性が「もっと広まるべき」と熱弁する理由<マンガ&インタビュー>
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エロをポップにとらえる大事な感覚
女性客とセラピスト、ときに濃密な人間関係
ヤチナツ:存在を知ってはいるというくらいだったので、コミックを描くにあたってはいろいろ取材をしました。女風の中小規模店が集まる「女風のおしごとフェア」というイベントに参加して、経営者やセラピストさんに話を聞いたり。女風バーでテーブルについてくれたセラピストさんや、そのお店の講師の方、あるいはSNSでお客さんとして行った女性と知り合って取材させてもらったり。本当にみんな、いろいろな背景があるなと思いました。
ミツル:印象に残った話はありますか?
ヤチナツ:もうやめちゃったセラピストさんなんですが、お客さんである女性から「毒親から自立できない」という相談を受け、客観的に見てもその家庭にいたらヤバいでしょという状況だったので、弁護士などに相談しながら、彼女が引っ越すのを手伝ったという話があったんです。
──客とセラピストがかなり濃密な人間関係になっていたわけですね。
ミツル:そういう話はときどき聞きます。もちろん業務以外だから、いろいろ問題をクリアしないといけないけど、体を重ねるのが仕事なので感情も濃くなるんですよね。セラピストの心をもっていれば、そういうある種の人助けも当然、することはありうると思う。
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