──女風って以前から存在は知られているけど、まだまだ誰もが行くというものでもないような気がするんです。いちばん初めにどうやって相手を決めたらいいのかわからないという女性も多いと思うのですが。
ヤチナツ:どういう人が自分に合うかわかりませんからね。プロフィールなどを見て、気になる男性がいたらチェックして、店によってはメッセージのやりとりなどもできるようですから実際にやりとりしてみるといいんじゃないでしょうか。
ミツル:今回、ドラマの主役にもなっている内勤さん(女風の裏方)に電話で聞いてみるといいかもしれませんよ。外見だけじゃなくて、明るいタイプがいいとか、明るすぎると落ち着かないので物静かな人がいいとか。内勤さんはセラピストの性格もわかっていると思うので、そうやって細かく要望を出せばうまくマッチングしてくれるはず。
ヤチナツ:そうですね。接客のプロなので不快な思いをすることはないと思うけど、あとは相性がありますよね、やっぱり。そこは人間同士なので。
──でも考えたら大変ですよね。男性用の風俗だったら、メッセージのやりとりなんてないでしょうし、内勤さんに性格まで要望することもないでしょうし。性的なサービスに求めるものが男女で違うということなんでしょうね。
ミツル:僕らは女性を心身ともに気持ちよくさせるのが仕事です。だからどんな人であっても80点はもらえるスキルをもっているという自信がある。あとの20点は何かというと相性だったり、感情表現だったりお互いの気持ちだったりするんじゃないかなと思いますね。
ヤチナツ:ミツルさんが癒やされたいと思うことはないんですか。
ミツル:最近、僕も心がすり減っているので(笑)、癒やされたいと思うことがよくあります。でも考えたら、お客さんに癒やされることも多々あるんです。前はとにかくお客さんを満足させなければいけないとガチガチにがんばっていたんです。もちろん、今もそれはベースにありますけど、常に自分の感情を排除して仕事をしているからか、ひどくドライになっている自分に気づくんです。
だからたまに僕がお客さんに弱みを見せたり甘えたりすることもある。甘えさせてくれるお客さんというのがいるんですよ、何度も会っていると。そこはもう少し柔軟になってもいいんだろうと思うようになりました。

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【特集】マンガ『真・女性に風俗って必要ですか?』
<取材・文/亀山早苗 撮影/山川修一 漫画/ヤチナツ>