
「LDH CLUB CHAMPIONSHIP ~PLAY 4 VICTORY~」のようす(株式会社CyberLDHリリースより)
ソロライブを体感すれば一目瞭然だが、そのカッコよさはバラエティー番組でも一貫している。例えば、LDHアーティストが独自の動画コンテンツを配信するサブスク「CL」で配信されている『三代目 J SOUL BROTHERS 絶対に負けられない!7番勝負』。
三代目JSBリーダーNAOTOの持ち込み企画でパターゴルフ対決に挑戦する今市がカッコよ過ぎた。ソフトワイルドなアメカジスタイルで袖をまくったTシャツがまぶしく、でも手元は安定してパターで打つボールはホールイン・ヴィクトリー。オートマティックな一連の動作は、まるで自動カッコいい製造機みたいだった。
あるいは、2024年に開催されたLDH総勢96名が集結した大スポーツ大会『LDH CLUB CHAMPIONSHIP ~PLAY 4 VICTORY~』でのひと幕。「中目黒リュージーズ」を率いるリーダー今市が、最終種目・選抜リレーでアンカーを務めた。前走者からバトンを渡されるまでの間、何となくユニフォームの肩を整えたりして、クールにウェイティング。ただ待っているだけでカッコいい、オーガニックな魅力を垣間見せた。上述した袖まくりTシャツと対比するなら、なおさらあざやかだ。
というように、いくらでも列挙できる具体的場面は、ざくざくディグり放題鉱山の一角に過ぎない。いずれにしろ、共通するものが、ここではっきり見えてくる。
それは、佇まいである。佇まいイコールカッコいい。このシンプル極まりない公式を得てしまえば、今市隆二がカッコいい理由に対する最適解をほとんど抽出してしまったようなものである。
逆にいえば、佇まいがカッコいい今市隆二に対して、カッコよさの理由を解くのが野暮ったい。極言、そのカッコよさに理由はない。ということに帰結してしまうのだが、でも一応野暮なりに理由らしきものを導きだしてもみたくなる。