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40~50代「おしゃれする気がしない問題」とどう向き合う? “無理に着飾る”も“全て諦める”も苦しくなるだけ

それでも、おしゃれはするべき? 諦めた方がラク?

 さて、問題はこのミッドクライシスをどう捉えるか。おしゃれをしたいと思わないのに、無理におしゃれを頑張ろうとするのって、食欲がないのに無理にご飯を食べようとするようなもの。心と行動が一致していないことをやっても結局、長くは続きませんミッドクライシスって? ではいっそのこと、おしゃれをやめてありのままの自分を許し、受け入れる方が良いのでしょうか? そうすると確かに気はラクですが、見るからに老いが加速していく自分の姿を鏡で見るたびにますます自己否定が進んでしまいそうです。  ミッドクライシスを解消させるには、自己否定と将来への不安を取り除くことが先決です。おしゃれをすることは自己否定から脱却する良いきっかけにもなります。もちろん無理におしゃれを頑張る必要はありませんが、おしゃれを楽しむ心は常に持っておいても良いのかなと、筆者は考えています。

月に1度だけ「おしゃれを楽しむデー」を作ってみる

 おしゃれに対する意欲が低下してしまう方は、もしかするとおしゃれはとてもハードルが高いものだと感じているのかもしれません。毎日きちんと身だしなみを整え、自分に似合うメイクをし、トレンドも少し取り入れて。周囲からイタいとか、若づくりとか、オバさんと思われないようにしなくては……! というネガティブをつぶしていくような視点でおしゃれを捉えてしまうと、おしゃれが楽しいものではなく義務的なものに感じて心が疲れてしまうのです。 ミッドクライシスって? もしそうなってしまった場合は、月に1回だけで構いませんので「おしゃれを楽しむデー」を作ってみましょう。それは誰でもなく、自分のためにする自分が良いと思うモノを取り入れる日です。

無意味だけど自分が楽しくなってしまうものを

 最初は少し面倒かもしれません。ですが、些細なことでもOK。例えば「ふだん使用しているリップよりも、鮮やかで華やかな色のリップをつける日」でも良いのです。「見ているだけで可愛いと思ったアクセサリーを、実際に身につけてみる日」にするのも素敵ですね。「どこに着ていくか分からないような、でも可愛いワンピースを着て近所のカフェに行ってみる」のも楽しそう。  そんなふうに、無意味だけど自分が楽しくなってしまうものを身につけ、お出かけをしてみる日を1日だけでも良いので作ってみてください。  その些細な変化で、少しずつ自分への自信を取り戻し、おしゃれへの意欲、ひいては人生を前向きに楽しむチカラが湧いてきますよ。
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おしゃれを“面倒なもの、見栄を張るもの”と思うとつらい
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