慎二さん(仮名・39歳/フリーランス)は、婚活イベントで若くて美人な女性と出会い、デートをすることになりました。メッセージのやり取りもスムーズで、慎二さんはデートをとても楽しみにしていたそうです。初めてのデートは、平日の仕事終わりにカフェでお茶をすることになりました。
「その時は、
彼女からたくさん質問をしてくれたので、僕に興味をもってくれているんだと思って嬉しかったんです。そこからすぐに2回目のデートが決まって、彼女から積極的に場所や時間を提案してくれました。でも……」と、声のトーンが落ちる慎二さん。

「デートに行ってみたら、彼女はファイナンシャルプランナーで保険を売っているという話を延々とされ、おまけに彼女は
金融商品が売れなくて困っていると言ってきたんです」
慎二さんは最近保険を見直したばかりで、新しい保険には興味がないと伝えると、「慎二さんの大切な人を紹介してくれませんか?」と言って机の上に紙を1枚置いたそうです。
デートじゃなかったの? 強引な「今電話してください!」
その紙には「大切な友達をご紹介ください」と書いてあり、友人の名前や連絡先などを書くようになっていました。慎二さんはそれを見て、すごく嫌な気分になったそうですが、なんとか「紹介できる友達はいないな」と言うと、「
本当に? 誰かいないですか?」と、また保険の勧誘を始めたそうです。
正直なところ誰も紹介したくありませんでしたが、「最近友達で結婚した子がいるから、その子を紹介できるかも」と慎二さんが言った瞬間、「
じゃあ、今電話してください!」と言って慎二さんから友達に電話するように促してきました。「さすがにもう耐え切れなくなって、ごめんと言って帰りましたよ。それっきり彼女から連絡は来ないし、僕もしてないです。本当に最悪でした」