日本サブウェイのサンドイッチは、“ファストフードの優等生”

期間限定で販売されている「えびめんたいマヨたま(アボカドトッピング)」。これはまだワタミ体制で生まれたものではない
期間限定の新作「えびめんたいマヨたま」(590円)に野菜多め、アボカドトッピング(150円)をカスタマイズして食べてみました(※誤解のないように言えば、この商品はワタミ体制で生まれたものではありません)。
えびとアボカドの組み合わせは過去に大ヒットしたエビアボカドの世界観。そこに明太マヨソースとたまごサラダが加わり、お世辞抜きにおいしいではないですか! 野菜の食べ応えやヘルシーさを実感できるだけでなく、全体として日本らしい味わいまでしっかり堪能できるようになっています。
そんなこんなで素直に心酔していたのですが、そこで私は気がつきました。日本サブウェイのサンドイッチは“ファストフードの優等生”なのだということを……。そして同時に、海外におけるサブウェイのメニューと比較して、ある確信を持ったのです。

韓国サブウェイの公式サイト
韓国のサブウェイを見てみましょう。実は韓国では絶好調。日本の4分の1という国土の狭い韓国において、店舗数が500店をはるかに超えているのです。
10年前は100店ほどだったことからも、大躍進を遂げていると言って間違いありません。また、韓国ドラマにサブウェイがたびたび登場することなどからも、存在感の強さは想像できるでしょう。
人気の理由はサンドイッチをみれば一目瞭然です。例えば、「プルドポークバーベキュー」。家庭やコンビニではなかなか食べられないようなごちそう肉“プルドポーク”が主役になり、チーズのシズル感がサンドイッチ全体の魅力を引き立てています。
もう一つ見てみましょう。「ビーフ&マッシュルーム」は牛肉だけでなくマッシュルームなどのきのこがたっぷり乗り、罪悪感フリーな食欲のツボを押してくれています。焼いたきのこが乗っているって、テンション上がりますよね。もちろんチーズもしっかり入っています。
つまり韓国サブウェイでは、ワクワクするような肉料理をサンドイッチというスタイルでがっつり食べることができる、ちょっぴり非日常な食体験ができるのです。もちろん野菜をたっぷり食べたいという願望もしっかり満たしています。
そして韓国が得意とする“映え”もバツグン。おいしそうな断面をアピールしたメニュー写真には心をつかまれてしまいます(日本のサンドイッチメニューは新商品を除いて斜めアングルからの写真になっています)。