マッチングアプリは怖いし、そこまで必死じゃないんです
加奈子さんはコロナのせいで独身だったと言うのですが、世の中では“コロナのせいで”マッチングアプリの利用率が上がりました。彼女には、マッチングアプリの利用経験がないそうです。理由を尋ねると、こんなやり取りになりました。
「
だって、既婚者が登録していたり、結婚願望がない男性もいたりするんですよね。個人情報が流出しても困るし、危なそうだから」

「そういうリスクもありますよね。じゃ、結婚相談所を使いましょうか」
「結婚相談所って入会して3カ月で結婚しなきゃいけないんですよね。
何が何でも結婚したいわけじゃないですし、まずは恋愛して、結婚したいと思ってからじゃないと」
「そうですよね。結婚相談所は出会ってから3カ月で『真剣なお付き合いに進むかどうか』を決めなきゃいけないところもあるけど、成婚料もなくてお付き合い後のペースは自由に進めていい、というところもありますよ。どこの結婚相談所でも独身証明書や年収の証明書の提出は必要なので、既婚者が紛れることはないです。結婚までのルールが多くないサービスを使ってもいいと思いますよ」
「
でもそこまでして結婚にこだわっているわけじゃないんです。子どもを産みたいわけじゃないし、
結婚って女性にメリットがあまりないじゃないですか。共働きでも家事って女性の方がやるし、負担が大きいですよね」
まだ誰からも告白さえされていないのに、結婚後の家事分担を妄想して不安になっていた加奈子さん。たしかに、女性の方が結婚後の家事育児の負担が多いという問題についての報道はありますが。