
50歳ではじめたSNSが、2年で月10万円稼げるようになったのは、かなり順調と言っていいのではないでしょうか。しかし同時に、会社で疎外感を抱くようになり、紆余曲折の末、思いきって早期退職。56歳でした。
47歳で一軒家を建ててからの決断は、傍から見ても勇気があると感心しますが、反面、他人事ながら心配にもなります。でも、新たな生き方を構築して、他人ではなく自分が納得する幸せをつかむためには、躊躇なく切り捨てるのも必要なのです。
ここでも、「ないもの」ではなく、SNSや守るべきペット達、家、自分のご機嫌、等々、「あるもの」に目を向けて、愛していく。これが、りさねーぜさんだけの正解なのです。
かくいう私も50代、「もう年だから」と、つぶやいた瞬間、さらに年を取ってしまう気がします。長寿社会の今、40代や50代で、ずっとやりたかった本当の生き方にシフトチェンジしてもいいと思うのです。
もちろんそこには、自分を信じる力と行動力と勇気が必要。でも、扉をあけて踏み出した世界にはきっと、求めていたあなただけのハッピーがあるはずです。
<文/森美樹>
森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『
主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『
母親病』(新潮社)、『
神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。
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